ぬいぐるみ系デザインの完成形ダイハツ ブーンは国民車としてどうか?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 1
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00年代のムーヴラテやミラココアのデザインは過剰に甘すぎた。洋服で言うと「ものすごい量のフリルが付いたワンピース」のような。
まぁ00年代はそれで良かったのかもしれないが、今や時代のムードは変わった。女性の皆さまも、一部のゴスロリ系各位を除けば「過剰なフリフリ」はあまり欲していない。欲しているのは、フェミニンであっても決してフリフリ過ぎない「シンプル」だったり「エアリー」だったりという、ややユニセックス寄りな何かだ(と、筆者はにらんでいる)。
そしてダイハツの開発陣も、おそらくはそう読んだのだろう。それが証拠にカタログの頭にはこう書かれている。
「甘すぎないのがマイルール」
そう。フェミニンな感じ(女性らしいニュアンス)は重視しつつも、「過剰に甘ったるいデザインではない」というのがブーン スタイルの顔立ちであり、それがために、性別不問であまねく乗られるべき安価な大衆実用車=国民車としてのポテンシャルを感じたのだ。
ブーン スタイルの顔立ちを見て「ミニのパクリ」と評する方もいるようだが、筆者はそうは思わない。絶妙な小鳥さん顔であり、オリジナリティと創造性にあふれていると思う。たとえそれがミニにインスパイアされたものであったとしても、だ。
ただ、車内に乗り込むと微妙な点もでてくる。
ダッシュパネル中央にあるパノラマモニターを囲む枠というのかクラスターというのかが、取って付けたようなボディ同色(ジューシーピンクメタリック)で縁取られているため、もともとのブーンにあった「増築感」のようなものが否応なく加速してしまう。
そしてシート座面および背面の柄も、ダイハツのデザイン部隊としてはおそらく大いに頑張ったのだろうが、大変申し訳ないが「おばちゃんのセーターみたい」という気もしてしまう。外装デザイン(主に顔立ち)を傑作レベルまで仕上げたところで精神的にも予算的にも力尽きたのだろうか? ただしシートの座り心地自体はなかなか良好であった。
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